昨今の新型コロナウイルス感染症などの新興感染症(*1)や地震や水害などの災害では多くの方々の生命が脅かされ、社会生活に大きな影響が生じています。 その影響は薬局を含む医療業界においても甚大であり、普段使用していた薬剤の納期遅延や生産中止の憂き目に合うこともあり、患者様にご迷惑をおかけする場面もあったと思います。 当社ではこの状況下で地域の皆様へ少しでも貢献できるよう地域の薬局や関係団体・医薬品メーカー・卸との連携を図り、在庫の確保や情報収集に努めています。また幅広いエリア展開を活かし、人員や物資のカバーができるよう体制を整えています。 当社は東日本大震災を経験し、被災者でありながら医療人として地域貢献の手を止めずに現在に至る店舗やスタッフもおります。 こういった経験を基に、全社員を対象とした研修会においても災害時の対応について規定された薬局BCP(*2)についての研修を行い、会社としてのマニュアルの周知やその店舗がある地域の避難所やハザードマップの把握により、少しでも多くの社員が災害時においても安全かつ継続的に地域貢献ができるかを模索しています。 今後も患者様の声に耳を傾け、地域医療と連携しながら、真摯に取り組みを続けてまいります。 *1：一部地域または世界的に公衆衛生上の問題となる感染症のうち、最近存在が確認されたもの。現在の新型コロナウイルス感染症のほかに、過去にはエボラ出血熱、SARSなどが当てはまります。 *2：人や財産を守るための防災計画に事業の継続に必要な対策を織り込んだもの。薬局などの医療機関には災害時に速やかに業務の再開と継続が求められています。
